NAWOMIDOUガールズ短編集2

NAWOMIDOUガールズ短編集2
シィカ、ワカハ、サキ。
少女から女へと移ろう季節の中で、彼女たちが経験した秘めやかな「熱」と「成長」。
三人の美しい女性たちが織りなす、切なくも官能的な艶演をお楽しみください。
本書は物語の世界観を深く味わっていただくため、ほぼ全編文字(テキスト)で構成されています。また、作中の情景を彩るイラストには最新のAI技術を使用。想像力を刺激する筆致と、AIが生み出す美麗なビジュアルの融合をご堪能ください。
【収録作紹介】
1. 「褐色のジンガ」
短歌を愛する慎ましき少女・ワカハ。彼女にとっての「美しさ」の象徴は、都会から帰省する憧れの存在、シィカお姉ちゃんだった。お姉ちゃんの隣で墨を磨り、三十一文字(みそひともじ)に想いを託す静かな夏。しかし、その静寂は、お姉ちゃんが連れてきた一人の男、ダニエウによって鮮烈に塗り替えられる。
ブラジルから来た褐色の巨躯。彼が庭で舞う格闘技「カポエイラ」の躍動は、ワカハが短歌に求めていた「リズム」そのものだった。お姉ちゃんへの憧れは、いつしかダニエウという強烈な「生命」への好奇心へと変わり、ワカハは彼に弟子入りする。
だが、ある夜、ワカハは見てしまう。障子越しに映る、お姉ちゃんを蹂躙するダニエウの巨大な影。清らかだと信じていたお姉ちゃんが漏らす、淫らな喘ぎ声。
そして訪れた、激しいゲリラ豪雨の午後。シィカのいない風呂場で、ワカハとダニエウは二人きり、一つの湯船に身を沈める。そこで彼女が触れたのは、お姉ちゃんを狂わせ、自分を震わせる、圧倒的で猛々しい「雄」の象徴だった。
【それから数年後。】
●●●になったワカハは、今も毎日庭でジンガを刻んでいる。お姉ちゃんとダニエウの破局を知り、独り、夜の闇の中で自分の体をなぞる彼女の指先は、あの日唇に触れた「沈黙の熱」を求めて疼きだす。
「お姉ちゃん、私、もっと強くなるね」
少女から女へと脱皮していくワカハの、切なくも官能的な成長の記録。
2. 「三日間の箱庭 ―サキが占い師になった理由―」
noteで綴られる鋭い恋愛観と、驚くほど当たる占術でファンを持つ「宵闇占術所」のサキ。今でこそ冷静に運命を説く彼女だが、かつては眼鏡の奥で地面ばかりを見ている、内向的で無力な少女だった。
物語の舞台は、彼女が〇〇歳だったあの夏。学校行事のクルージング中に遭難し、クラスメイトの男子・カイトと二人きり、地図にない無人島へ漂着する。
頼れるカイトの背中を追うだけの、無力な自分。しかし、カイトが負傷し、絶望が島を包んだ時、彼女は「自分にできる唯一のこと」を選び取る。
二日目の夜、彼のために差し出した献身。星空の下で目覚めた、運命を読み解く予感。そして三日目、激しい雨の中で分かち合った、初めての熱――。
救助の船が来た時、二人は一つの「秘密」を共有し、肩を寄せ合って現実へと帰還する。それは、地味な事務職という仮面の下に、一生消えない「灼熱の記憶」を隠し持つことになった、サキの占い師としての原点の物語。









