好色勇者、旅ノ軌跡
人間が魔物との戦いに明け暮れる剣と魔法の世界。
長く続いた終わりの見えない戦いに、ついに終止符を打つ存在が現れる。
後の世まで語り継がれる事になる彼は、人々から勇者と呼ばれた。
勇者は剣技と魔法に精通し、機知に富み、胆力に優れ、常人離れした膂力を持っていた。
端麗な容姿と聞く者を引き込む声と話術、形容しがたい不思議な魅力を備えており、
彼に魅せられた者は性別や種族を問わなかった。
西から東へ。南へ北へ。都会、辺境、大陸のあらゆる場所で活躍する勇者。
迷宮攻略から近所のお使いまで、すべての事を一人でこなせる彼であったが
傍らには常にもう一人。その土地、その時々によって異なる、パートナーと呼べる存在があった。
猛攻で知られる敵を相手にする際には強固さが自慢の騎士、
多数の敵に対する時には範囲攻撃を得意とする魔術師、
長時間の戦いが予想される場合は治癒力と回復力を持つ神官、
異常な素早さや姿を隠す能力など特異な敵には罠の扱いや索敵能力に長けた狩人。
いずれも理にかなった人選であったが、例外なく美しい女性でもあった。
そう、「英雄色を好む」の言葉どおり、彼は無類の女好きであった。
しかし、肌を重ねた相手のただの一人たりとも、
所謂遊び気分で手を出した事はなく、すべての女性を一生、大切にしたいと本気で考えていた。
そんな彼に口説かれた女性は、心情はさまざまながら、みな身をゆだねた。
これは、勇者が生涯の内に関係を持った、
千人とも万人とも言われている相手とのほんの一部、
その行為中の一場面を切り取った記録である。
余談だが、勇者は胸の大きい女性との騎乗位を特に好んでいたため、
この記録もそれに準じたものとなっている。
騎士、神官、魔術師、狩人、各25枚
計100枚
画像サイズ
・1280×1664
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